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なぜ面打ちが遅くなるのか [剣道]

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こんにちは。

よろしければプロフィールみてください。

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剣道をしている人であれば、より速く打突をすることができたほうが良いと思います。


剣道で有名な言葉では「一眼二足三胆四力」と重要な部分を順番に記しています。


この言葉の解説は調べていただいて、さて、今回のブログでは面打ちがなぜ遅いのかを分析してみようと思います。


ただここで重要なのは、ただ速い=競技力・パフォーマンスが上がることではないことをご理解ください。打突スピードを定義するとしたら、剣先が上方へ動き始めてから、相手の打突部位までに当たる時間の短さだとすると、「攻め」などの概念抜きで考えているためです。簡単に言ってしまえば、速く打てても、出遅れてしまっては打たれてしまうということです。


それでは本題に入っていきましょう。

面打ちが遅い理由として以下が考えられるでしょう。


①動作学習段階である。
②間合い
③筋力不足
④重心の移動が大きい
⑤大振りでしか打てない
⑥右手打ち
⑦動作のタイミングの問題

くらいでしょうか?

①の問題は初心者が速く打てるはずがないということです。運動の学習というのは何度も何度も繰り返し行うことによって、最初は様々な筋肉を使って無駄な動作を行いながら打突していたのが、神経回路の発達により、打突のための回路が出来上がるため、無駄な動きは軽減されより速い打突が可能になります。繰り返し「早い打突」の練習することで獲得することができます。中学生から剣道を始める人が不利なのはこの点にあります。「ゴールデンエイジ」という小学4年生くらいが一番神経の発達が著しいのですが、それを過ぎてしまっているのと、下地がないのでまずは基礎の練習を一から始めなければいけない点にあります。

②は間合いの問題で、たとえば、自分は相手に打突するために1m前進しながら打突しようとします。しかし相手は出頭を狙っているため50cm前進しながらの打突をしました。これは右足を振り上げ、踏み込むまでの時間がかかってしまうので、タイミングの問題も絡みますが、打突にかける距離によってスピードも変化します。

③筋力不足に関しては、また違う形でお話ししていきたいですが、重要な筋肉としては、腸腰筋、腹斜筋、大・中殿筋、ハムストリングス、僧帽筋下部線維などが挙げられます。筋力は振り下ろすための筋肉よりも振り下ろすのを止める筋肉のほうが必要です。なぜなら、振り下ろすのを止める筋肉は伸ばされながら収縮しているので、専門用語では遠心性収縮が強いられるために、モーメント(関節への負担)が大きくなっているのを力で止めなければならないからです。剣道の特徴でもありますが、打突するために振り切りることがないので(たとえば野球のバッティングはインパクトまではスイングを止める必要はありません)、上腕二頭筋などの肘を曲げる筋肉が異常に発達するのです。

ただこれに関しては、動作に関与する筋肉がどの割合で働くかによって変わるのです。

なのでまた機会がありましたら、詳しく説明していきたいと思います。今日は長くなってしまったので次回に続きを話したいと思います。


ご清聴ありがとうございました。



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