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なぜ面打ちが遅くなるのか 続編 [剣道]

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こんにちは。

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http://profile.ameba.jp/kendo-kitigai/


今日は前回の続きのお話しでなぜ、面打ちが遅くなるのかを説明していきたいと思います。


前回の要点の続き
④重心の移動が大きい
⑤大振りでしか打てない
⑥右手打ち
⑦動作のタイミングの問題


④重心移動が大きいについてまずお話ししたいと思います。

このような実験があります。一般の人の多くを対象に、どこに重心を置けば一番早く一歩踏み込むことができるのかという実験をした人がいます。結果一歩踏み込むには、踏み込む側のほうに重心を置いた方が速く踏み込むことができるという結果でした。


しかしこれはあくまで対人競技の話でなく、そういうのを排除して踏み込みだけを早くするにはの話なのです。もし踏み込み足側に重心を置いたらどのようになるでしょう。左足で蹴るために一旦、左足へ重心を移動してから、打ち込みにいきます。しかし、このような重心移動は相手に打つ機会を与えてしまいます。


これは左右の重心移動に限った話ではありません。前後の重心移動に関しても、右足に重心が寄りすぎると打つ際には左足へ重心を移動させないといけないため、足幅が広いといけないというのはこのことからもわかると思います。ただ、相手に攻め込まれているときや、出頭を狙うときなど、あまり自分が打ちに行く際に飛距離を稼がなくてもよい場合は、その場で踏み込むため、足幅は広くてもいいかもしれませんが、やはりそのような場合においても、重心は真ん中にあることのほうが、打突する意味においては優位なのです。簡単に言うと速く打てても、打つところを知らせて打っては当たらないのです。


⑤大振りでしか打てない人は、やはり初心者に多い場合が多いでしょう。間合いに応じて踏み込み足をどれくらい出せばよいのか、それによって手と足のタイミングが違ってくるので、初心者の多くは、遠間でも近間でも、大きく踏み込んでしまいがちになります。この場合は様々な間合いから、最短で打つ練習を心掛けることが良いでしょう。


⑥この右手打ちというのは、とても厄介でとても重要な要素です。剣道の競技能力は中学生と高校生で一番、差がつくといわれていますが、右手打ちを修正できるかどうかで、全国で活躍できるのか、できないのか決まってしまいます。つまり右手打ちを修正できないと、試合では勝てなくなってしまいますし、これができれば今後上達する可能性が高く、強く美しい剣道をすることが可能になります。全国で活躍する選手で右手打ちの人はあまり見たことがありません。剣道の基本で左側が大事というのはここから来るのです。


右手打ちのことは、たくさん述べたいので今日はここまでにしましょう。最後まで読んでいただきありがとうございました。



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