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何で腰痛になるの

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ようやく腰痛の原因に話が進みました…(-_-;)


腰痛の原因は

1)器質的要因  ・脊椎内の因子による腰痛  → 脊椎性腰痛
→ 神経性腰痛

・脊椎以外の要因による腰痛 → 内臓性腰痛
→ 血管性腰痛


2)非器質的要因 ・心理的問題による腰痛
・社会的問題による腰痛

※器質的要因とはヒトの構造上に損傷など問題を起こったことによる原因のこと
※教科書的な腰痛の分類ですが、私はこれでは不十分であると考えます。筋肉が原因である腰痛はこれでは説明しきれないからです。腰の筋肉が固くなって痛いのは循環不全による血管性腰痛に含まれると思いますが、筋肉自体の損傷や異常収縮(痙攣やこむら返り、ぎっくり腰)はどこに含まれるのでしょう…。



よく体が固いと腰痛になると言われますが、体が固いことは痛みを出しません。体が固いことによって、筋肉の循環不全(前回のブログに循環が悪くなると痛みが出るメカニズムを説明しました)、関節への負担増大が痛みの原因となります。体には痛みを感じるところと感じない場所があります。


骨、筋肉、関節が問題で腰痛が現れるなら、体操で改善される場合がありますが、体操で治らないのは内臓性腰痛、心理、社会的要因による腰痛です。簡単に説明すると、がんによる腰痛、腎臓疾患などによる腰痛で迅速な治療が必要となります。がんは組織が腫れるのみの良性腫瘍と他の組織まで侵す悪性腫瘍に分かれますが、良性腫瘍でも神経を圧迫する場合がありますので、何とも痛みの原因は多岐にわたります。腰が痛いということで、病院に行くと必ずレントゲンを取られるのはがんの可能性もあるためです。

社会的要因はたとえば交通事故を起こされ保険適応の期間だけ腰が痛い人など、気を悪くされた方は申し訳ないですが、これにあたります。



”いわゆる腰痛症”とは具体的な病名を示すと椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などによる神経症状を示す腰痛と内臓疾患による腰痛以外が原因で非特異的腰痛と言われます。つまりよく原因がわからない腰痛ということです。これが厄介なのは神経の圧迫など腰痛の原因がはっきりしていないため、どのような処置をすればよいか悩むのです。椎間板ヘルニア(背骨と背骨の間の軟骨が飛び出し、脊髄神経を圧迫する)ならヘルニアを取ればいいですし、脊柱管狭窄症(脊髄が収められている背骨の中の脊柱管と呼ばれる空間が狭くなり脊髄神経を圧迫します)なら骨を削って空間を広くしましょうということになります。原因がはっきりしていないと、何をすればよいか迷いますが、このような腰痛で悩む人は腰痛全体の7割といわれていて、ほとんどの腰痛の原因は推測はできても、はっきりとした原因はわからないのです。


腰痛に悩んでいる方には悲しい情報だと思いますが、腰痛の原因を推測することは可能です。次回は腰痛の原因を自分でチェックする方法を書きたいと思います。



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ひそかに剣道で全日本を目指そうとしている理学療法士

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